約5年前に発生した右肩関節屈曲時の痛みと可動域制限の改善例

【現症】安静時痛は確認できなかったが、右肩関節屈曲約120°で痛みを訴える。
【施術と結果】本症例は、右肩関節屈曲時に痛みと可動域制限を訴えており、右肩関節周辺の筋緊張が一つの要因であると考えた。
　 まず、痛みを強く訴える右肩関節周辺の上腕二頭筋上部周辺を触察し筋緊張を確認。緩消法にて約30秒弛緩したところ、右肩関節屈曲約120°での痛みが10から3(NRS改変)となった。ここで、痛みが広背筋停止部周辺に移動したため、広背筋停止部周辺を触察し筋緊張を確認。緩消法にて約1分弛緩したところ、右肩関節屈曲120°での痛みが10から0(NRS改変)となり、右肩関節屈曲動作における可動域制限は確認できなくなった。
　 本人の希望により短時間の施術となったが、「筋肉が硬いことが痛みの要因であるとわかった。自分でやり方を覚えて自分で治します。」と強く決意され帰路につかれた。