4日前のワクチン4回目接種後から続く後頚部痛と嘔気の改善例

【現症】後頚部周辺に安静時痛と嘔気あり。頚部に日常生活上の可動域制限は確認できなかった。
【施術と結果】本症例は、ワクチン接種に限らず生理前になると必ず痛みを発症していることから、後頚部周辺の筋緊張による血行不良が、後頚部痛及び嘔気の要因と考えた。
　 はじめに、第2頚椎棘突起から右外側約2cmの部位に限局した痛みを訴えたため触察したところ、筋緊張を確認したため、緩消法を約1分施術し、筋弛緩を確認した。結果、後頚部周辺の痛みは10から0（NRS改変）と消失した。また、嘔気も治まったとの報告を受けた。
　 次に、後頚部の筋緊張の要因として腰部の筋緊張が考えられることを説明し、再発防止のため残りの時間を腰部両側面の施術に移行した。腰部両側面の筋緊張を確認し、緩消法を約20分行い、筋弛緩を確認した結果、主観により体が軽くなったとの報告を受けた。ご家族にも緩消法を受けさせたいとのことで翌日ご家族を連れて来院。「今朝は寝起きから体調がとても良く、久しぶりに目の奥の痛みがなくなり、目がスッキリしました」とご報告をいただいた。