2ヶ月前に発生した臀部から左大腿後部の痛みと痺れの改善例
【患者】40代前半 女性
【主訴】座っていたり、立ち上がると痛い。寝ている時に痛くて痺れている。
【既往歴】腰椎椎間板ヘルニア
【現病歴】約1年前から誘因無く腰部に痛みが発生し、2ヶ月前から増悪した。
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【現症】左臀部周辺から大腿後部に痛みと痺れがあり、就寝時にも痺れを感じている。立位での胸腰部屈曲動作や座位からの立ち上がり動作時に痛みが発生する。触察にて腰部の筋緊張が右側よりも左側に強く感じられた。
【施術と結果】本症例は、誘因なく左臀部から左大腿後部の痛みと痺れが発生しており、知覚障害や感覚鈍麻は無いため、腰部の筋緊張から来る下肢への血行不良が要因と考えた。
まず緩消法で第3腰椎高位の腰部側面から施術を開始し、約5分間かけて緊張を弛緩したところ、施術前に感じていた下肢の痺れは本人の主観で消失した。さらに合計で約30分腰部のみ緩消法を続け、結果として臀部から大腿後部に感じていた痛みは10から0(NRS改変)と消失した。
以前に椎間板ヘルニアと言われた時に手術も考えたが、その不安が無くなり安心したと喜んで頂いた様子だった。