緑内障の既往がある方の視界の歪みが改善した症例 【患者】70代前半、女性。 【主訴】本を読む時、左眼が歪んで見えるので読みづらい 【既往歴】緑内障 【現病歴】10年以上前から緑内障の既往があり、同時期から左眼の視界の左側が歪んで見える様になる。 続きを読む 【現症】縦書きの文章を読む時に、読んでいる列から3列目以降は歪んで見える。 【治療と結果】本症例は、緑内障の既往のある左眼の視界の歪みを訴えており、歪みの要因は頚部左側面の筋緊張による内頚動脈の圧迫が眼周辺の血行不良を起こしている事と推察した。 触察にて左乳様突起前下方に筋緊張を確認し、緩消法にて約30秒施術し筋弛緩を確認できたため症状の変化を確認したところ、文章を読んだ際の視界の歪みは消失したと報告を受けた。 他の症状で来院していた方で、帰る間際に相談された症状であったため短時間での施術であったが、効果を実感して大変お喜びになってお帰りいただいた。