注射接種後、3ヶ月経過しても残存する左腕の圧重感の改善例
【患者】70代後半 女性
【主訴】じっとしていても左腕が重く痛い。
【既往歴】ー
【現病歴】
予防接種後3ヵ月経過、接種直後の腫脹や痛みは無くなっているが、左腕の圧重感を伴う痛みが安静時に増悪する。
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【現症】
左腕が常に圧重を感じている。左肩関節可動域(以下、ROM)自動、外転約80°
【施術と結果】
本症例は、左腕に注射接種後、3ヶ月経過後も続く圧重感を伴う痛みを訴えており、要因は左上腕部の筋緊張による血行不良と推測した。目視・触察にて、腫脹、熱感は確認出来ず、左三角筋遠位に長さ約4cm、幅約2cm、厚み約1cm大のしこりを確認した。
先ず、左三角筋近遠位の部位に約2分施術を行い、長さ約3.5cmにしこりが小さくなった事を確認した結果、左肩関節ROM外転は変化がなかったが、圧重感は主観で2割減と報告を受けた。しこりが縮小し、確認できなくなるまで約10分施術した結果、左肩関節可動域(以下、ROM)自動、外転約150°となった。圧重感も消失したと報告を受けたが、施術直後でもあるため、帰宅後様子を確認してくださいとお伝えし終了した。
3日後、その日以来圧重感も無くなり、腕が軽く動かせるようになったとご報告をいただきました。