【患者】40代後半 男性
【主訴】常に左の背中、肩甲骨の周りが重だるい。左の肩も痛い。
【既往歴】ー
【現病歴】約10年以上前から、左の肩甲骨周辺、左肩が常に重だるい。マッサージに通っていたが更に痛みが増したように思われる。
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【現症】安静時において約10年以上前から左肩甲骨の内側、外側周辺に疼痛が生じ、左肩も重だるい。マッサージに通うも痛みは多少良くなるもあまり変わらず、ご自身で当院を探し来院。
【施術と結果】本症例は、安静時において左肩甲骨内側、外側周辺及び左肩に疼痛を訴えており、触察により、癒着様があり筋緊張が原因であると考えた。一番痛みのある箇所を指1本で示して頂き肩甲骨内側中央部に緩消法を1分間施術、痛みは10から7 (NRS改変)と減少した。更に同じ箇所を2分弛緩していくと痛みは10から4 (NRS改変)と減少した。
次に左肩の一番痛みがある箇所を指1本で示して頂き僧帽筋上部線維と思われる箇所を1分間施術、痛みは10から6 (NRS改変)と減少した。更に1分間弛緩させ痛みは10から3(NRS改変)と減少した。
背部や肩は腰部と繋がっており、腰部の筋緊張が背部痛や肩こりの要因である事を説明し、背部痛と肩こりのある脊柱起立筋群を真下に降りた12番肋骨の際を2分間弛緩した。結果、痛みは10から0 (NRS改変)と消失した。左肩の痛みは10から1(NRS改変)と減少した。
更に腰部の側面も施術し、腰部側面の押圧深は、施術開始前の約0cmから約2cmとなった。
終了後にほぼ背部痛や左肩の痛みは気にならなくなったとご報告を受け、体が軽くなったと喜ばれ、また来ますとおっしゃって帰られた。