10年以上にわたり消長を繰り返す左股関節痛の改善例
【患者】50代後半 男性
【主訴】10年以上前から左の股関節の痛みが出たり消えたりしている。運動すると痛みが出やすい。
【既往歴】-
【現病歴】10年以上前から左股関節に痛みの消長を繰り返している。近医整形外科を受診するも異常無しと診断された。
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【現症】左股関節に安静時痛有り。左大転子周辺に圧痛有り。
【施術と結果】本症例は、10年以上左股関節に痛みの消長を繰り返しており、触察により左股関節周辺に腫脹や熱感が確認できないことから、左股関節周辺の筋緊張が痛みの要因と考えた。
先ず、最も痛みを感じる部位を指一本で示してもらうと左大臀筋の中央周辺を示した為、そこから直上の左腸骨稜周辺を触察したところ筋緊張を確認し、緩消法を約3分施術し筋弛緩を確認した結果、左股関節の痛みが10から7(NRS改変)と小さくなった。
この時点で最も痛みを訴える部位が左鼠径部中央周辺に移動した為、触察により筋緊張を確認し、緩消法を約3分施術し筋弛緩を確認した結果、左股関節の痛みが10から5(NRS改変)と小さくなった。
最も痛みを訴える部位が左大転子周辺と広範囲になった為、直上の左腸骨稜周辺を中心に腰部左側面を触察したところ筋緊張を確認し、緩消法を約10分施術し筋弛緩を確認した結果、左股関節の痛みは10から0(NRS改変)と消失した。
「あれ?痛くない」と不思議そうな表情で痛みが消えたことに驚いていらっしゃった。