【患者】40代前半 男性
【主訴】左足の人差し指が攣って痛い。
【既往歴】-
【現病歴】以前より左下肢に有痛性筋痙攣が頻発していた。特に睡眠時、朝方に左下腿から左足部にかけて有痛性筋痙攣が生じることが多い。背伸びをすると同部位に有痛性筋痙攣が生じやすい。
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【現症】長時間の座位を継続していたところ、左第2趾に有痛性筋痙攣が発生。
【施術と結果】本症例は、左第2趾に痛みを訴えており、目視と触察により左第2趾に腫脹や熱感が確認できないことから、筋緊張による有痛性筋痙攣の痛みであると考えた。
先ず、最も痛みを訴える部位を確認したところ左第2趾・第3趾間の中足趾節関節周辺を示した為、触察により筋緊張を確認し、緩消法を約20秒施術し筋弛緩を確認した結果、左第2趾の有痛性筋痙攣による痛みに変化は無かった。更に同部位周辺の筋緊張部位に緩消法を約30秒施術し筋弛緩を確認した結果、左第2趾の有痛性筋痙攣による痛みに変化は無かった。
変化が見られなかった為、左下腿前面の遠位約3分の1周辺を触察したところ圧痛を訴えた為、同部位に緩消法を約20秒施術し筋弛緩を確認した結果、左第2趾の有痛性筋痙攣による痛みは10から7(NRS改変)と小さくなった。改善が見られた為、続けて同部位周辺の筋緊張部位に緩消法を約20秒施術し筋弛緩を確認した結果、左第2趾の有痛性筋痙攣による痛みに変化は無かった。
変化が見られなかった為、改めて左足背部を触察したところ、左第2・第3中足骨基部のリスフラン関節周辺に圧痛を訴えた為、緩消法を約20秒施術し筋弛緩を確認した結果、左第2趾の有痛性筋痙攣による痛みは10から5(NRS改変)と小さくなった。改善が見られた為、続けて同部位周辺の筋緊張部位に緩消法を約20秒施術し筋弛緩を確認した結果、左第2趾の有痛性筋痙攣による痛みは10から0(NRS改変)と消失した。
左第2趾の有痛性筋痙攣による痛みが短時間ですっきりと消失したことにより、とても喜んでいただけた。