【患者】70代前半 男性
【主訴】仕事で長時間立ち仕事をしていたら急に左脚が痛くなってきた。
【既往歴】−
【現病歴】約1週間前から誘因なく左大腿部の痛みが発症。
続きを読む
【現症】痛みは左大腿部外側に出現し、安静時痛がある。左脚全体に倦怠感が出現している。
【施術と結果】本症例は誘因なく左大腿部痛が発症しており、触察により熱感、腫脹は確認出来ない為、筋緊張による血行不良が左大腿部側面の痛みと倦怠感の要因であると考えた。
まず、痛みを訴えている左大腿部側面から直上した左腸骨稜付近を触察し、筋緊張を確認した。同緊張部位に緩消法を約2分施術し、筋弛緩を確認した。その結果、左大腿部側面の痛みが10から6(NRS改変)と小さくなり、左脚全体の倦怠感は2割減となった。
引続き同部位周辺に約2分施術し、筋弛緩を確認した。その結果、左大腿部側面の痛みが10から4(NRS改変)と小さくなったが、左脚全体の倦怠感は主観により変化が確認できなかった為、腰部の筋緊張が左脚全体の倦怠感と左大腿部の痛みの要因と考え、腰部側面を触察し筋緊張を確認した。同緊張部位に緩消法を約10分施術し、筋弛緩を確認した。その結果、左大腿部側面の痛みが10から0(NRS改変)と消失した。左脚全体の倦怠感は4割減となった。
引き続き同緊張部位に約20分施術し、筋弛緩を確認した。結果、左脚全体の倦怠感が主観により7割減となった。「怠みは気になるけど痛みがなくなった。」と喜ばれた表情で帰路につかれた。
翌日電話にて「今朝起きたら左脚の怠みもなくなった。」と報告をいただいた。