5年前の骨折後に発症した右肩の突っ張り感の改善例 【患者】30代後半 男性 【主訴】右肩を水平に上げると突っ張り感があり上げにくい。 【既往歴】ー 【現病歴】約5年前にウエイトトレーニング中に右鎖骨骨幹部を骨折してから痛みはないが突っ張り感がある。 続きを読む 【現症】立位にて右肩関節可動域(以下、ROM)は自動で外転約90°で右三角筋中部周辺に突っ張り感あり。 【施術と結果】本症例は右肩関節外転動作時に突っ張り感を訴えており、骨折受傷当時に右肩三角筋中部周辺に損傷があり、疼痛部位に筋緊張が残存していることが要因の一つであると考えた。右三角筋中部周辺を触察したところ筋緊張を確認し、緩消法にて約2分施術し、筋弛緩を確認した。 結果、右肩ROMは自動で外転90°で突っ張り感が主観で消失し、100°で突っ張り感が生じた。同部位に緩消法を約2分施術したが、改善がみられなかった為、受傷部位である右鎖骨骨幹部周辺を触察し、約2ミリほどの筋硬結のようなしこりを確認し、緩消法を約2分施術した。結果、筋硬結と思われるしこりは消失し、右肩ROMは外転100°における突っ張り感は主観で消失した。