【患者】20代前半 男性
【主訴】首と肩が凝っていて痛みがあり、疲れが取れない。
【既往歴】-
【現病歴】約2年前よりリモートワークになり、不慣れな姿勢により頚部から肩部にかけて痛みが発生。月に1回程度マッサージを受けていたが、当院のホームページで緩消法を知り来院。
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【現症】日常生活における頚部関節可動域制限は確認できなかったが、頚部屈曲動作により僧帽筋に沿って引張感が出現(右>左)。
【施術内容・結果】本症例は、頚部と肩部に痛みを訴えており、頚部と肩部の筋緊張が痛みの要因と考えた。初めに痛みを訴えている部位を指1本で確認したところ、第3頚椎棘突起右外方2横指付近を指した為、触察により筋緊張を確認し緩消法を約1分施術し筋弛緩を確認した。
結果、頚部の痛みが10から4(NRS改変)に小さくなり、主観により頚部屈曲動作による右僧帽筋の引張感が5割減少したと報告を受けた。再度、痛みの部位を確認したところ、第5頚椎棘突起より右外方3横指付近を指した為、触察により筋緊張を確認し緩消法を約1分施術し筋弛緩を確認した。
結果、頚部の痛みが10から0(NRS改変)と消失し、主観により頚部屈曲動作による右僧帽筋の引張感が7割減少したと報告を受けた。頚部と肩部の筋緊張は腰部の筋緊張が要因と考え、触察により、第1腰椎高位の第12肋骨際に筋緊張を確認し緩消法を約3分施術し筋弛緩を確認した。
結果、主観により頚部屈曲動作による右僧帽筋の引張感が消失したとの報告を受けた。約5分で症状が無くなった事に驚かれ、再発防止の為には腰部の筋弛緩が必要と説明し、腰部の筋弛緩をしていきたいとの言葉を頂いた。