1ヶ月前から悪化した後頚部痛の改善例

【現症】後頚部周辺に安静時痛有り。頚部伸展動作で特に同部位の痛みが増悪する。頚部に日常生活上の可動域制限は確認できなかった。
【施術と結果】本症例は、長年継続して後頚部に痛みが発生しており、特に誘因無く悪化していることから、後頚部の筋緊張が要因と考えた。
　 先ず、最も痛みを訴える第2頚椎棘突起上方の陥凹部から左右外方約1.5cm周辺を触察したところ筋緊張を確認した為、左右それぞれ約40秒ずつ緩消法を施術し筋弛緩を確認した結果、後頚部周辺の安静時痛は10から5（NRS改変）と小さくなり、頚部伸展動作での後頚部の痛みは10から8（NRS改変）と小さくなった。改善が見られた為、続けて左右それぞれ同部位周辺に約3分ずつ緩消法を施術し筋弛緩を確認した結果、後頚部周辺の安静時痛は10から3（NRS改変）と小さくなり、頚部伸展動作での後頚部の痛みは10から5（NRS改変）と小さくなった。
　 最も痛みを訴える部位が第4頚椎棘突起から左右外方約1cm周辺に移動した為、触察により筋緊張を確認し、同部位周辺に緩消法を左右それぞれ約2分ずつ施術し筋弛緩を確認した結果、後頚部周辺の安静時痛は10から0（NRS改変）と消失し、頚部伸展動作での後頚部の痛みは10から3（NRS改変）と小さくなった。
　 その後はご本人の希望により、完治を目的として後頚部の痛みの要因である腰部に緩消法施術を行い終了した。施術が終了する頃には、頚部伸展動作での後頚部の痛みは10から0（NRS改変）と消失した。
　 酷い時は頭痛もして仕事がはかどらなかったので、とても助かりますと笑顔でお帰りいただいた。