中学生時代に発症し、一生治らないと思っていたオバースロー時に発生する右肩部痛

【現症】オーバースロー時、かなり早い動きで痛みが発生する為、確認が困難であったが、動作終了時に痛みが発生する様に見られた。
【施術と結果】本症例は、オーバースロー動作終了時に発生する痛みである事、また痛みを感じる部位が右肩部外側中心部である事から、大円筋・小円筋の緊張により、筋付着部が引張される事によって痛みが起こるのではないかと考えた。
　 触察にて、大円筋・小円筋と考えられる部位に筋緊張を確認し施術を開始、約１分半で筋弛緩を確認、痛みは１０から０（ＮＲＳ改変）と消失したと報告を受けた。「一生治らない痛みだと思っていたので、かなり驚いている」と驚きの報告を受けた。
　 今回の筋緊張による痛みも、腰部の筋緊張が大きな要因と考えられるため、今後再発抑制として腰部の筋弛緩を進めて合計３０分の施術を終了した。