2日前より続く跛行を呈するほどの左膝関節痛の改善例
【患者】70代 女性
【主訴】膝を曲げたり、体重をかけると痛い
【既往歴】-
【現病歴】2日前に水泳で平泳ぎをしていたら突然痛みが起こり、歩行時や左膝関節屈曲時に左膝蓋骨下部付近に痛みが起こる。
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【現症】左膝関節可動域(以下、ROM)は自動で屈曲約30°で痛みのためROM制限あり。歩行時に荷重が出来ないため跛行を呈する。
【施術内容と結果】本症例は、2日前の水泳中に痛みが発生しているが、転倒や打撲等の外傷性ではないため痛みの要因は左膝蓋骨付近の大腿四頭筋の緊張と考えた。
大腿四頭筋を触察すると、左膝蓋骨上極から近位約15㎝周辺に筋緊張を確認し緩消法にて約3分施術し筋弛緩を確認。結果、歩行時の荷重痛は10から5(NRS改変)と小さくなり左膝ROMは自動屈曲約45°と大きくなった。次に大腿直筋付着部の左下前腸骨棘周辺を触察し筋緊張を確認したため約2分施術し筋弛緩を確認した結果、歩行時の荷重痛は10から1(NRS改変)と小さくなり、左膝ROMは自動屈曲約90°と大きくなった。
「来た時よりも全然楽に歩けるようになったわ、しばらく通院し、水泳も休まないといけないと考えていたけど、こんなに早く痛みが取れるなんて思っていなかった」と喜んでいただけた。