1ヶ月前から続く、キャッチボール後に発生した腰痛が、初回施術でほぼ消失した一例

【現症】胸腰部屈曲・伸展・左右回旋動作時に腰部右側に痛みあり。
【検査所見】レントゲン写真（立位脊柱正面像）にて、第11胸椎を頂椎とする左凸の脊柱側弯（Cobb角約15°）あり。
【施術と結果】本症例は、目視にて疼痛部に腫脹・発赤・皮下出血斑なく、また、レントゲン写真において、臥位では異常なく、立位での重力下で側弯を認めたことより、腰部筋群の筋緊張からの症状および画像所見と考えた。
　触察では、腰部右側に筋緊張が高かった。まず、痛みは腰部筋群の筋緊張と関連があると考え、施術者①が腰部筋群に緩消法を実施。約1分後、各動作時の痛みは平均10から5（NRS改変）と小さくなった。
　続けて施術者②が同部に実施。約4分後、各動作での痛みは平均10から2（NRS改変）と更に小さくなり、ほぼ気にならなくなったとのこと。この時点で、別部位の施術を希望されたため、腰部の施術を終了した。
【その他】本症例は、当院にて、緩消法認定技術者の①秦・②渡邉（筆者）の2名で順次施術を行った症例であり、施術者を変更しても緩消法の効果を確認出来た症例であった。尚、本症例の検査は①が行った。