【患者】40代後半男性
【主訴】痛くはないけど、肩が充分挙がらない。
【既往歴】ー
【現病歴】約半年前より肩関節が挙がりにくいのを感じ、ストレッチなど行なっていた。運動痛はない。
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【現症】左肩関節自動関節可動域(以下、ROM)前方挙上約140°・外転約135°
【施術と結果】本症例は可動域制限に困っており、左肩関節周辺部の筋緊張が要因に一つであり、肩の筋緊張は腰の筋肉の緊張であると考えた。
まず、左腋窩前壁の大胸筋と思われる筋緊張と後壁の広背筋と思われる筋肉に対してそれぞれ緩消法を約15秒づつ行い筋弛緩を確認した。左肩関節ROM前方挙上約160°・外転約150°に大きくなった。続けて同部位に緩消法を約30秒づつ行い筋弛緩を確認し、次に腰部側面の筋緊張は体表より押圧深は約1cmを確認し緩消法を約10分行い筋弛緩を確認し体表より押圧深は約3cmまで弛緩した。左肩関節ROM前方挙上約170°・外転約170°に大きくなった。
腰の筋肉も影響していたことに驚かれお喜びいただけました。