両膝蓋骨上縁周辺に一週間以上続く歩行時の痛みの改善例

【現症】両膝蓋骨上縁にこわばりを自覚し、両脛に浮腫が生じている。痛みは左下肢が強い。
【施術と結果】本症例は、両膝蓋骨上縁周辺の痛みを訴えており、目視、触察にて熱感や腫脹は確認出来なかった為、痛みは下肢への血行不良によるものと推測した。
　 浮腫と思われる症状が確認されているため、患部に触れることをなるべくせずに様子を見ていこうと判断した。先ず、下肢への血行不良は大腿動・静脈の圧迫により誘発されていると考え、痛みの訴えの強い左鼠径部の大腿三角周辺を触察し筋緊張を確認し、約１分施術。筋弛緩を確認した結果、痛みは10から5（NRS改変）となり、ご本人主観で右下肢より重さも５割少なくなったと報告を受けた。更に約５分同部位と左鼠径部遠位に施術を行い、筋弛緩を確認した結果、痛みは10から0と消失した。次に右下肢へも同様に施術を行い筋弛緩を確認した結果、同じく、痛みは10から0と消失した両脛の浮腫も確認できなくなった。
　 今回の症例は痛みを訴える患部に触れることなく結果を出せた症例となりました。術後、他人の体みたいだ。と足踏みをしながら喜ばれておりました。