何をしても変化がなかった1年前発症の右下腿の痛みが約3分の腰部への施術で改善した例

【現症】右下腿腓側に痛みあり。安静時痛はあるものの可動域に制限は確認できなかった。
【施術と結果】本症例は、約1年前発症の右下腿の痛みであるが、腰部側面の筋緊張が右下腿腓側の筋緊張を引き起こし、痛みが発生していると考えた。
　腰部側面を触察したところ、腸骨稜周辺に筋収縮に制限があり、癒着があると考えた。この癒着と考えられる部位を緩消法にて約2分弛緩したところ、痛みが10から6(NRS改変)となった。痛みに変化が確認できたため、引き続き同部位を緩消法にて約1分弛緩したところ、筋収縮の制限が認められなくなり、痛みは10から0(NRS改変)と消失した。痛みは消失したが、腰部側面の筋緊張が残存していたため、再発防止を目的とし、緩消法にて約25分弛緩した。
　後日、「起床時にふくらはぎの痛みでなかなか起き上がる事が出来なかったのだが、施術の次の日にはすぐに起き上がる事ができて驚いた。」と喜びの報告を受けた。