約5年前から10分以上の立位で発生する右足底のしびれが約3分の施術で改善した例

【現症】来院時に15分程度歩いて来られたとのことで、すでにしびれが発生していた。右母趾と示趾から母趾球にかけてしびれがある。
【施術と結果】本症例は、右母趾と示趾から母趾球にかけてのしびれを訴えており、右母趾球周辺の筋緊張により血行不良が発生していることがしびれの原因であると考えた。
　右母趾球を触察し筋緊張が確認できたため、緩消法にて約30秒弛緩したところしびれが主観で3割減となったと報告を受けた。しびれに変化がみられたため引き続き同部位を緩消法にて約30秒弛緩したところ、しびれが主観で5割減となった。右母趾球の筋は比較的弛緩したため、右母趾・示趾の筋緊張による血行不良がしびれの要因であると考えたため、右母趾・示趾を触察し、それぞれ筋緊張を確認。緩消法にてそれぞれ約20秒弛緩したところ、しびれは主観で8割減となった。
　右母趾・示趾・右母趾球の筋はそれぞれ比較的弛緩したため、後脛骨動脈周辺の筋緊張がしびれの要因であると考え、右内果周辺を触察し、筋緊張を確認。緩消法にて約20秒弛緩したところ、しびれが主観で消失したと報告を受けた。本人の希望により短時間の施術となったが、「しびれがないと快適ですね。」と笑顔で感想をくださった。