【患者】60代後半女性
【主訴】右手を握ると人差し指と中指の関節が痛い
【既往歴】ー
【現病歴】約1週間前より右手指屈曲時に示指と中指の関節に痛みが発生し、痛みが強くなり現在に至る。
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【現症】右手指屈曲時に可動域には問題は確認できなかったか、中手指節関節(以下、MP)・近位指節間関節(以下、PIP)周辺部に疼痛が発生する。
【施術と結果】本症例は外傷ではなく何の誘因もなく発生している。まず右手指動きを確認すると共に触察にて腫脹や熱感は感じられなかった。手指の痛みの要因の1つとして前腕の筋緊張であると考えた。
最初に右手指掌側の筋緊張に対し緩消法を約30秒行い筋弛緩を確認した。右示指MP・PIP周辺部と中指MP・PIP周辺部の痛みが10から8(NRS改変)に小さくなった。次に前腕の手指背屈筋群に筋緊張を確認し、緩消法を約1分行い筋弛緩を確認した。痛みが10から5(NRS改変)に小さくなった。
続けて緩消法を約5分行い筋弛緩を確認した結果、右示指MP・PIP周辺部と中指MP・PIP周辺部の痛みが 10から0(NRS改変)に消失した。痛みがなくなり喜んでいただきました。