4ヶ月前から続く左膝関節屈曲痛の改善例

【現症】左膝関節の安静時痛はなし。左膝関節可動域（以下、ROM）屈曲約９０°で左膝蓋靭帯周辺部に痛みが発生する。
【施術と結果】本症例は左膝関節屈曲時の痛みを訴えており、左膝窩の筋緊張か左鼡径部の筋緊張が左膝関節屈曲時痛の要因と考えた。　まず左膝窩を触察したところ筋緊張を確認したため緩消法にて約2分筋弛緩を行った。その結果、左膝関節屈曲時の痛みは10から7（NRS改変）と小さくなった。
　痛みに変化があったため、同部位に緩消法にて筋弛緩を約2分行った結果、左膝関節屈曲時の痛みは10から6（NRS改変）と小さくなった。左膝窩の筋弛緩を確認したため残存している左膝関節屈曲時の痛みの要因が鼡径部の筋緊張が要因と考えた。左鼡径部を触察したところ、左鼡径部中央外側に筋緊張を確認したため、緩消法にて約2分筋弛緩を行い、筋弛緩を確認した。
　その結果、左膝関節屈曲時の痛みは10から0（NRS改変）と消失し、左膝関節ROM屈曲約120°となった。鼡径部の筋緊張は腰部外側の筋緊張が要因と考え、腰部外側を触察したところ、筋緊張を確認し、腰部外側に緩消法にて約10分筋弛緩を行い、腰部外側の押圧深は約2㎝から約3㎝となった。しゃがみ動作をしても痛くないと驚かれた。