【患者】40代前半 男性
【主訴】右手首を反ると手首が痛い
【既往歴】ー
【現病歴】10年程前から飲食店経営し、調理を担当している。約1週間前の調理中、右手関節伸展時に橈側に痛みが発生した。
続きを読む
【現症】右手関節自動可動域(以下、ROM)伸展約80°で右手関節橈側に痛みが発生。
【施術と結果】本症例の痛みの要因は右手関節橈側周辺の筋緊張による血行不良が要因であると推察し、触察すると筋緊張を確認した。約1分緩消法にて施術し筋弛緩を確認し、結果右手関節伸展約80°で痛みは10から7(NRS改変)と小さくなった。
痛みの変化を確認した為同部位に更に約5分緩消法にて施術し筋弛緩を確認し、結果右手関節伸展約80°で痛みは10から0(NRS改変)と消失した。次に、同部位の筋緊張は弛緩し、痛みも消失したため、再発防止を目的とし、右手関節の筋緊張の要因であると考えられる腰部側面の筋緊張を弛緩する。触察にて腰部側面の筋緊張を確認したところ、押圧深は約2.5cmであった。
約20分緩消法にて施術した結果、押圧深は約3.5cmと筋弛緩が確認できた。「痛みがすっかりなくなって嬉しい」と報告を受けた。