【患者】50代前半 女性
【主訴】6年くらい前から肩と首がひどく凝るようになり、次第に頭も重だるく感じるようになった。
【既往歴】-
【現病歴】約6年前から肩部に痛みが発症し、以来慢性的に頚部から肩部周辺にかけて筋緊張が有り、頭重感を伴う。
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【現症】特に右僧帽筋上部線維から中部線維上部にかけて強い痛み有り。
【施術と結果】本症例は、頚肩部痛と頭重感を訴えている為、頚部・肩部周辺の筋緊張が要因と考えた。
先ず、最も痛みを訴える右肩部周辺を触察したところ、第7頚椎高位で棘突起から右外側に約5cm周辺に筋緊張を確認した為、緩消法を約30秒施術し筋弛緩を確認した結果、右肩部の痛みは10から8(NRS改変)と小さくなった。最も痛みを訴える部位が第3頚椎高位で棘突起から右外側に約2cmの部位に移った為、同部位周辺を触察したところ筋緊張を確認。同部位に緩消法を約20秒施術し筋弛緩を確認した結果、頚部右側背面の痛みは10から5(NRS改変)と小さくなり、頭重感は主観により約5割減少したと報告を受けた。
痛みが両肩部全体と広範囲になったことから、肩部の痛みの要因として考えられる腰部の筋緊張を弛緩する為、第2腰椎高位で棘突起から両外側に約8cm周辺の筋緊張部位に緩消法を約5分施術し筋弛緩を確認した結果、両肩部の痛みは10から3(NRS改変)と小さくなり、頭重感は主観により約7割減少したと報告を受けた。
改善が見られた為、同部位周辺に緩消法を約10分施術し筋弛緩を確認した結果、両肩部の痛みは10から0(NRS改変)と消失し、頭重感は主観により約9割減少し、ほぼ感じられなくなったと報告を受けた。腰部の筋緊張を弛緩することで肩部の痛みと頭重感がなくなることに驚かれ、肩部周辺の慢性痛の要因は腰部の筋緊張であることをご理解いただけた。