側臥位で眠れない程の臀部から大腿にかけての異常感覚と痛みの改善例

【現症】安静時痛あり。自動で左股関節可動域（以下ROM）屈曲約40°。
腰部側面の押圧深約1.5㎝。
【施術と結果】本症例は左臀部から左下肢に坐骨神経痛のような痛みを訴えており、腰部の筋緊張が要因と考え、腰部側面を約2分緩消法を行い、筋弛緩を確認した。
　その結果、自動で左股ROM屈曲約60°となったため、さらに腰部側面を約10分緩消法を行なった。腰部側面の押圧深約1.5㎝から約3.5㎝となり側臥位時の異常感覚はほぼ気ならないほど減少した。
　左臀部から左下肢の異常感覚が減少したこともあり、歩行姿勢が改善され、歩行時痛は10から3（NRS改変）となり、「足が軽くなった。」と足運びが軽やかになったことが見て取れた。