振り向くのが辛い、25年前から続く頸部痛の改善例

【現病】安静時痛はないが、常時重だるさを自覚。自動で頚部右回旋可動域（以下ROM）20°で痛みが出現する。
【施術と結果】本症例は頚部の痛みを訴えており、頚部筋肉の筋緊張が要因と考え、まず右頚部周辺を触察したところ、頚椎右側に筋緊張を確認したため、約2分間緩消法を行い、筋弛緩を確認した。この時点で頚部右回旋自動ROM35°に改善した。
　次に腰椎上部周辺を触察したところ12番肋骨の下部周辺に筋緊張を確認したため、約5分緩消法を行い筋弛緩を確認した。その結果、頚部右回旋自動ROM45°に改善した。頚部右回旋時の痛みは10→5（NRS改変）。
　頚部の筋緊張は腰部側面の筋緊張が原因と考え、腰部側面に緩消法を約20分行い、押圧深約1.5㎝から約3.5㎝となった。