１０年ほど続く胸痛を伴う呼吸困難の改善効果

【現症】腰部全体的に筋緊張が強い。特に腰椎2番の高さで中心から外側に６cmの部位の筋緊張が強い。腹部の筋緊張により胸の筋肉が引っ張られ痛みが起きていると考え、主に腹部の筋肉の弛緩をする。
【治療と結果】本症例は、痛みによる呼吸困難感を訴えており、特に痛みを強く感じる腰椎2番の高さで腹部側中心から外側に６cmの部位の筋緊張を確認し、緩消法にて約３分弛緩させたところ、痛みが10から７(NRS改変)になった。
　そして、腰部全体の筋緊張の要因として腰部側面の筋緊張が考えられ、腰部側面に筋緊張を確認し、緩消法にて３０分弛緩させたところ、胸部の痛みが10から4(NRS改変)になり、主観で呼吸困難感が５割減となった。