【患者】50代後半、女性
【既往歴】―
【主訴】右肩の痛みと腕の挙上困難
【現病歴】30年前からの事務職での作業中に肩こり発生、10年前から右肩関節可動域制限を発症。
続きを読む緩消法研究会では、緩消法施術による症例報告を掲載しています。
【患者】50代後半、女性
【既往歴】―
【主訴】右肩の痛みと腕の挙上困難
【現病歴】30年前からの事務職での作業中に肩こり発生、10年前から右肩関節可動域制限を発症。
続きを読む【施術と結果】本症例は、約10年前から慢性的な痛みを訴えている症状であることから、要因は、右肩関節周辺の筋緊張による血行不良が考えられた。
初めに、右肩関節周辺を触察すると、大胸筋停止部周辺に筋緊張を確認したため、緩消法にて約2分行い、筋弛緩を確認した。 その結果、右肩ROMが自動外転で約100°での痛みが10から4(NRS改変)に軽減した。変化が確認できたため、同部位周辺に緩消法を約5分行い、筋弛緩を確認した。 その結果、右肩ROMが自動外転で約100°での痛みが10から0(NRS改変)に消失し、右肩ROMが自動外転で約180°まで可能となった。
つぎに、大胸筋周辺の筋緊張が右肩関節周辺の筋緊張の要因だと考え、肩関節可動域制限の再発防止のため腰部側面への施術を行った。腰部側面の筋緊張を確認し、同部位周辺を緩消法にて約20分弛緩し、施術を終了した。
可動域制限による肩関節の痛みが消失した事に喜んだ様子で、その場で腕を自由に動かしホッとした表情で笑顔で帰路についた。