【患者】10代前半 男性
【主訴】1カ月前から毎日のように頭が痛い
【既往歴】ー
【現病歴】約3年前から軽度の頭痛が有り、約1ヶ月前に悪化した。学校にも行けないほどの頭痛があり、常時痛みがある。近医にてMRIを含む様々な検査を受けたが異常無し。鎮痛薬を処方され服用しているが改善は見られない。
続きを読む緩消法研究会では、緩消法施術による症例報告を掲載しています。
【患者】10代前半 男性
【主訴】1カ月前から毎日のように頭が痛い
【既往歴】ー
【現病歴】約3年前から軽度の頭痛が有り、約1ヶ月前に悪化した。学校にも行けないほどの頭痛があり、常時痛みがある。近医にてMRIを含む様々な検査を受けたが異常無し。鎮痛薬を処方され服用しているが改善は見られない。
続きを読む【施術と結果】本症例は、特に目立った誘因は無く発生した慢性の頭痛であり、検査で異常は見られなかったため、頚部及び腰部の筋緊張から起こる頭部の血行不良が要因と考えた。
触察で頚部の強い筋緊張を確認した。頚動脈付近の筋緊張を弛緩させるために、先ず筋緊張がやや強かった右側の胸鎖乳突筋の前側と下顎角の間周辺を緩消法で約20秒弛緩させると、慢性的に感じていた頭痛は10から2(NRS改変)と減少した。
痛みが減少したので引き続き左右の同箇所を合計で約5分施術した結果、頭痛はは10から0(NRS改変)と消失した。腰部の筋緊張が強いために頚部が硬くなっている事を説明して、再発を防ぐために腰部をさらに15分かけて施術をして終了した。
学校に行きたくても行けず、繰り返し検査をしても原因が分からずに不安だったが、筋肉が軟らかくなれば痛みが消えることを知って親子共々に安心した様子だった。