【患者】40代前半 女性
【主訴】背中が突っ張るように痛い。
【現病歴】約1年前に誘因なく両側の肩甲骨の間周辺に痛みが発生し、座位を続けると悪化し、夕方には耐え難い痛みを感じる。整骨院やマッサージなどに月に2回ほど通っているが改善は見られない。
続きを読む緩消法研究会では、緩消法施術による症例報告を掲載しています。
【患者】40代前半 女性
【主訴】背中が突っ張るように痛い。
【現病歴】約1年前に誘因なく両側の肩甲骨の間周辺に痛みが発生し、座位を続けると悪化し、夕方には耐え難い痛みを感じる。整骨院やマッサージなどに月に2回ほど通っているが改善は見られない。
続きを読む【施術と結果】本症例は、誘因なく発生した両側の脊柱起立筋周辺の引重感であることから、腰部、特に第12肋骨下部の腰方形筋及び脊柱起立筋の筋緊張が要因であると考えた。
先ず、緩消法で第12肋骨下部の腰方形筋の起始部付近の筋緊張を約1分かけて弛緩させると背部の痛みが10から6(NRS改変)と減少した。更に第2腰椎高位の脊柱起立筋を2分かけて弛緩させたところ更に痛みは軽減し、10から3(NRS改変)となった。
この箇所の施術によるこれ以上の改善は見られないと考え、腰部の真横から腹斜筋を筋弛緩させていき、合計で30分施術を行った。結果背部の痛みは10から0(NRS改変)と消失した。