【患者】 40代前半、男性
【主訴】 半年くらい前から背中の痛みが悪化していて、何をしても痛みが消えない。
【現病歴】 5年以上前から背部痛が継続している。約6か月前から痛みが悪化しており、安静時も痛みがある。
続きを読む緩消法研究会では、緩消法施術による症例報告を掲載しています。
【患者】 40代前半、男性
【主訴】 半年くらい前から背中の痛みが悪化していて、何をしても痛みが消えない。
【現病歴】 5年以上前から背部痛が継続している。約6か月前から痛みが悪化しており、安静時も痛みがある。
続きを読む【施術と結果】 本症例は、約6か月前から悪化傾向にある左肩甲骨内側縁周辺の痛みを訴えているが、腫脹や熱感が確認できなかったため、痛みの要因は左肩甲骨内側縁周辺の筋緊張であると考えられた。
まず、触察にて左肩甲骨内側縁周辺に筋の収縮に制限があり、筋の癒着であると考えた。緩消法にて約2分弛緩したところ、痛みが10から7(NRS改変)となった。
痛みに変化が確認できたため、引き続き同部位を緩消法にて約5分弛緩したところ、筋の収縮の制限が確認できなくなり、痛みが10から0(NRS改変)となった。
左肩甲骨内側縁周辺の筋緊張は腰部側面の筋緊張にて誘発されると考えられたため、残りの約20分は腰部側面の筋緊張を緩消法にて弛緩した。
「何をしても悪化するばかりだったのが、たった10分くらいで痛みが消えたので驚いた。痛みがとれる方法がわかって安心した。」と安堵の表情であった。