【患者】50代前半 男性
【主訴】食べ物や唾など飲み込む時に首の前側全体が痛くて引っ張られる感じがする。
【既往歴】ー
【現病歴】約1週間前から風邪をひいてしまい、夜間目覚めてしまう程に咳込む事が多くなり、3日前から嚥下時に左右前頚部に痛みが発生し、引張感が出現する事もある。
続きを読む緩消法研究会では、緩消法施術による症例報告を掲載しています。
【患者】50代前半 男性
【主訴】食べ物や唾など飲み込む時に首の前側全体が痛くて引っ張られる感じがする。
【既往歴】ー
【現病歴】約1週間前から風邪をひいてしまい、夜間目覚めてしまう程に咳込む事が多くなり、3日前から嚥下時に左右前頚部に痛みが発生し、引張感が出現する事もある。
続きを読む【施術と結果】本症例は、嚥下時に左右前頚部に痛みを訴えており、目視・触察にて腫脹や熱感が確認出来ない事から、要因として咳による左右前頚部の筋緊張と考えた。
初めに、左右前頚部を触察したところ第4頚椎から第6頚椎高位の左右胸鎖乳突筋内側周辺に筋緊張を確認し、緩消法を左右に約1分ずつ施術し筋弛緩を確認した。結果、嚥下時の左右前頚部の痛みが10から6(NRS改変)と小さくなり、引張感が主観で約2割減少したと報告を受けた。改善が見られた為、引き続き同部位周辺に緩消法を左右に約2分ずつ施術し筋弛緩を確認した。結果、嚥下時の左右前頚部の痛みが10から0(NRS改変)と消失し、引張感が主観で約8割減少したと報告を受けた。
嚥下動作を何度か行い、痛みがなく楽になったと笑顔で喜びの報告を受けた。