１年前から出現した掌握時による左手指の強張りが改善した例

【現症】特に誘因なく、左手指掌握時に強張り感が出現する。日常生活による可動域制限は確認できない。痺れや痛み、安静時痛は確認できない。
【施術と結果】本症例は特に誘因なく、左手指掌握時の強張り感が出現する事から、1つの要因として左鎖骨中央部周辺の筋緊張による左前腕部の血行不良と考えた。
　まず、触察により左鎖骨中央部周辺に筋緊張を確認した。同部位周辺に緩消法を約1分行い筋弛緩を確認した。
　その結果、左手指掌握動作時の強張りが主観により５割減少したと報告を受けた。
　症状に変化が確認できた為、同部位周辺に緩消法を約1分行い筋弛緩を確認した。
　その結果、左手指掌握動作時の強張りが主観により9割減少したと報告を受けた。
　左手指掌握時の強張りの再発防止の為、施術部位を腰部側面に移行した。腰部側面の筋緊張部位に緩消法を約20分施術し筋弛緩を確認し、施術を終了した。
　「手が動かしやすくなった。」と喜んだ様子だった。