右足第２、３、４中足骨間遠位部甲側の痛みの改善例

【現症】日常の歩行動作では痛みはないが、右足第２、３、４中足骨間遠位部背側を触れると痛む。
【施術と結果】本症例は、右足第２、３、４中足骨間遠位部背側に痛みを訴えており、目視・触察にて熱感や腫脹は確認できなかった。痛みを訴える部位には動作時、荷重時の痛みはなく、触れると痛みがあることから、右下肢の前脛骨筋、長趾伸筋周辺の筋群の筋緊張による血行不良が要因と推測した。また、右脛周辺の筋群の筋緊張は膝窩部の筋緊張による血行不良が要因と推測し、膝窩部を触察すると筋緊張を確認した。
　先ず、膝窩部に約１分施術を行い、筋弛緩を確認した結果、痛みに変化がみられなかった為、次に患部に近い、長趾伸筋遠位の下肢伸筋支帯周辺を触察し、筋緊張を確認した。同部位に約１分施術を行い、筋弛緩を確認した結果、右第３、４中足骨間の痛みは10から0（NRS改変）と消失し、右第2、3中足骨間の痛みは10から5（NRS改変）となった。この為、施術部位を脛側に約１cm移動し、約１分施術を行い、筋弛緩を確認した結果、右第2、3中足骨間の痛みも10から0（NRS改変）と消失した。