可動域制限を伴う腰痛に関する改善効果

【現症】自動運動による胸腰部屈曲約5°・伸展０°で痛みによる関節可動域制限を確認。起立動作における臀部離床期に痛みが増加。
【施術内容・結果】本症例は、腰部に痛みを訴えており、腰部を触察しても熱感も無く、痛みの要因は腰部の筋緊張と考えた。
　初めに、第４腰椎棘突起から左右外方３横指付近に痛みを訴えている為、触察により筋緊張を確認し緩消法を約5分施術し筋弛緩を確認した。結果、胸腰部屈曲約5°の腰部の痛みが１０から０（ＮＲＳ改変）と消失し、胸腰部屈曲約10°で腰部に痛みが出現し、伸展0°の腰部の痛みが１０から０（NRS改変）と消失した。
　腰部の筋緊張は腰部側面からの筋弛緩が効率的と考え、腰部側面を触察により筋緊張を確認し緩消法を約１０分施術し筋弛緩を確認した。結果、胸腰部屈曲約10°の腰部の痛みが１０から０（ＮＲＳ改変）と消失し、胸腰部屈曲約25°で腰部に痛みが出現し、主観により伸展動作での腰部の痛みが消失したと報告を受けた。引続き、腰部側面を触察により筋緊張を確認し緩消法を約１０分施術し筋弛緩を確認した。結果、胸腰部屈曲約25°の腰部の痛みが１０から０（ＮＲＳ改変）と消失し、日常生活における胸腰部関節可動域制限が確認出来なくなった。
　肉体労働をしている事もあり、腰の筋肉を軟らかくしていきたいとのお言葉を頂けた。