約1年前から続く鼠蹊部の痒みの改善例

【現症】誘因なく両鼠蹊部に痒みが生じる。
【施術と結果】本症例は誘因なく両鼠蹊部に痒みが生じる。触察により腸骨稜周辺の表面の筋肉の筋緊張により血行不良が生じており、痒みが生じると考えた。
　まずは、腸骨稜周辺の腰部の筋肉を2分間弛緩し、痒みは2割程度軽減した。その周辺の腰部側面を10分間弛緩し、痒みは5割減少した。
　次に、真上を登って行った頚部も要因と考え、触察により筋硬結様を発見した。
　頚部全面下部を左右5分ずつ弛緩し、確認すると、痒みは7割減とご報告を受けた。
　残りの時間は腰部に時間を割き、再発しない状態になるように側面の筋肉を中心に弛緩していった。再発しない状態にしたいということで通院を継続している。