右手関節背屈強制時に発症する右前腕痛の改善例

【現症】右前腕他動関節可動域（以下、ROM）回内約90°・右手関節ROM背屈約60°の肢位で右前腕に運動痛あり。
【施術と結果】本症例は、右前腕ROM回内約90°・右手関節ROM背屈約60°において右前腕に運動痛を訴えており、この痛みの要因は右前腕の筋緊張と考えて患部周辺を触察したところ、右前腕橈側に筋緊張が確認された。
　 はじめに、最も強い筋緊張が確認された右外側上顆から約8cm遠位の右腕橈骨筋と思われる筋に約1分施術し筋弛緩を確認した。その結果、右前腕ROM回内約90°・右手関節ROM背屈約60°における運動痛は10から3（NRS改変）となった。引き続き、同部位周辺に約2分施術し筋弛緩を確認した。その結果、右前腕ROM回内約90°・右手関節ROM背屈約60°における運動痛は10から0（NRS改変）となり消失した。