開脚のストレッチをした後から始まった下肢痛と痺れの改善例

【現症】左臀部に圧痛は無く、座位時の痛みも無い。但し、左大腿外側から左下腿外側の痺れはあり、立位時には左臀部痛が発現する。
腰部全体の筋緊張を確認し、さらに左腸骨陵周辺の筋硬結も確認した。
【施術と結果】本症例は左大腿外側から下腿外側にかけての痺れを訴えている為、その痺れの要因として左腸骨陵周辺の筋硬結による血行不良と考えた。
　先ず、痺れを訴える部位の近位腸骨陵周辺の筋硬結を触察にて確認し、同部位に緩消法を約2分行い、筋弛緩を確認した。その結果、左大腿外側から下腿外側の痺れが主観として消失した。
　次に、左臀部の痛みの要因として、第4腰椎高位の左広背筋周辺の筋緊張と考え、同部位に腰部側面から正中に向かって緩消法を約20分行い筋弛緩を確認し、押圧深約4cmになった。その結果、左臀部痛は10から0(NRS改変)になった