10年以上続く偏頭痛の改善効果

【現症】平日仕事後の夕方以降や生理の周期や気候が悪くなる前に頭痛が発生する。パソコン作業を一日中続けていると肩こりが悪化し、それに伴い頭痛が発生する。
【施術と結果】本症例は群発性頭痛と診断され、肩こりと共に発生することが多いことから頚部周辺の筋緊張による血行不良が要因と考えた。
　 来院の当日にも頭痛を感じていたので、頚部の筋緊張を直接弛緩させて痛みを緩和させることを目的に施術を開始した。触察にて左右両面の前頚部の筋緊張を確認し、緩消法で約5分施術をすると、頭痛は10から4（NRS改変）と改善がみられた。
　 5分の施術で前頚部の筋緊張の弛緩を確認できたので、次に後頚部の筋緊張を触察にて確認し、約5分かけて緩消法で弛緩させたところ頭痛は10から0（NRS改変）と消失した。
　 肩こりの原因は腰の筋緊張であり、それに伴い頚部が緊張している為に頭痛が発生しているので、腰部を弛緩させることが根本的な解決になることを伝えて施術を終了した。