4ヶ月前から続く、左肩関節外転制限の改善例

【現症】左肩自動関節可動域（以下、ROM）は、外転約75°であった。
【検査結果】レントゲン検査にて石灰沈着なし。超音波検査にて明らかな腱板断裂なし。
【施術と結果】本症例は、左肩関節及び周囲に痛みを訴えており、触察にて腰部側面に筋緊張の亢進を確認出来た事から、腰部側面の筋緊張と関連があると考え、まず腰部側面を施術開始部位とした。
　 施術者①から開始。約30秒で筋弛緩を確認。痛みは10から5（NRS改変）と小さくなり、ROM外転約90°と改善がみられた事から、同部位への施術を継続する事とした。次に施術者②に交代。約2分で痛みは10から3（NRS改変）と小さくなり、ROM外転約100°となった。　 更に施術者①へと交代し。約20分後、ROM外転約100°での痛みは消失し、外転約120°まで可能となった。最後に施術者②による約10分の施術で、ROM外転約170°と更なる改善が見られ、施術時間終了となった。
【その他】本症例は、当院にて、緩消法認定技術者の①渡邉・②筆者の2名で順次施術を行った症例であり、施術者を変更しても緩消法の効果を確認出来た症例であった。尚、本症例の検査は②が行った。