1年前に発生した10分以上の歩行の困難が困難なほどの腰痛が1回の施術で改善した例

【現症】安静時痛あり。痛みは腰部両側面にある。胸腰部右回旋約15°、左回旋約15°、右側屈約10°、左側屈約10°と可動域制限も確認できる。
【施術と結果】本症例は10分以上の歩行が困難なほどの腰痛と可動域制限を訴えている。腰部両側面の筋緊張が痛みの一つの要因であると考え、腰部両側面を触察したところ筋緊張を確認。両側面共に押圧深約0cmであった。
　 緩消法にて約2分弛緩したところ、押圧深約1cmとなり、安静時の痛みが10から7(NRS改変)となり、胸腰部右回旋約30°、左回旋約30°、右側屈約30°、左側屈約30°となった。
　 改善がみられたため引き続き同部位を緩消法にて約10分弛緩したところ、押圧深約2cmとなり、安静時の痛みが10から5(NRS改変)となり、胸腰部右回旋約45°、左回旋約45°、右側屈約45°、左側屈約45°となった。
　 更に同部位を約25分弛緩したところ、押圧深約4cmとなり、安静時の痛みが10から0(NRS改変)と消失し、胸腰部の可動域制限が確認できなくなった。「1回でこんなに良くなると思っていなかったので、とても驚いた。」と喜びの表情であった。