登山後発症した股関節痛の改善例

【現症】左右股関節前面周囲に荷重痛あり。可動域制限は確認されない。
【施術と結果】本症例はへ左右股関節の痛みが1週間以上継続しており痛みの要因として左右股関節周辺の筋緊張が考えられ触察したところ、左右上前腸骨棘から鼡径部中央付近にかけて筋緊張を確認した。
　 はじめに、左右上前腸骨棘内側周辺に約1分ずつ施術し筋弛緩を確認した。結果、荷重痛は10から8 (NRS改変)となった。改善が見られた為同部位周辺を約3分ずつ、施術した結果、荷重痛は10から6 (NRS改変)となった。筋弛緩の割合に比べ効果が少なかった為、下前腸骨稜横指下方周辺を約1分施術し筋弛緩を確認した。結果、荷重痛は10から5 (NRS改変)となったので、同部位周辺を約5分施術し筋弛緩を確認した。
　 結果、荷重痛は10から2 (NRS改変)となり、痛みが残っていたので、股関節周辺の筋緊張は、腰部の筋緊張が要因であると考え、腰部を触察したところ、腰部第4腰椎高位の腰部側面から前面周辺にかけて約20分施術し、押圧深は約1.5cmから約3 cmとなり荷重痛が消失し、これでまた登山に行けると喜ばれた。