手術後からできなかった寝返りが可能になった一例

【現症】痛みは無いが、歩行は殆どできず、車椅子を使用。車椅子からトイレ、ベッドへの移動は自力でできる。
就寝時、骨盤のボルトがあたるため、仰臥位にななれない。側臥位のみでの就寝だが、寝返りがうてない。
【施術と結果】本症例の寝返りができず、歩行困難な要因として骨盤手術後4ヶ月がたっており、熱感や腫脹もないことから、腰部の筋緊張による血行不良が要因の1つであると考えた。
　 腰部を触察すると、左右の腸骨稜の広い範囲に筋緊張を確認した。座位にて腸骨稜周辺に約5分緩消法を行い、腰部が主観により2割動きやすくなったと報告を受けた為更に同部に約15分緩消法を行った。主観により約5割動きやすくなったと報告をうけた。体力的な希望によりこの日の腰の施術は終了した。
　 床について、動きの確認はできなかったが、約１週間後、施術後から今のところ毎日寝返りがうてるようになったと、喜びの報告を頂いた。