就寝中に頻繁に生じる両腓腹部と左膝の内側部のこむらがえりの改善例

【現症】かなりの筋緊張がみられる。歩行時、両膝周辺に痛みを感じることがある。安静時痛なし。
【治療と結果】本症例は触察により患部周辺の両腓腹部と左膝内側部に筋緊張を確認した。
　 まず、就寝時に一番こむらがえりを感じる部分である左膝内側部に緩消法を実施。約1分後、2cm2ほど弛緩した。現在症状がないため、続けて触察により一番硬い同部位周辺に実施。約1分後、更に2cm2ほど弛緩した。腓返りが頻繁に起きる部分を指摘してもらい、両膝後面を緩消法で約5分ほど弛緩していった。
　 後日再来した際に腓返りが頻繁に起きるかお聞きしたところ、ほとんど起きなくなって良く眠れるようになったとご報告を受けた。再発しないためにも残存している筋緊張をさらに弛緩していった。腰部の筋緊張も要因の一つであると説明し、残りの時間は腰部の腰椎4番の高位をメインに弛緩していった。