1年前から発現した右大腿部後面の痛みの改善例

【現症】安静時痛はない。歩行時及び約30分の座位から立位時に右大腿部後面から外側にかけて痛みが発現する。可動域制限は確認できなかった。
【施術と結果】本症例の右大腿部後面の痛みは約1年前から継続しており、慢性的であることから、痛みの要因は右腰部の筋緊張による下肢の血行不良が要因であると考えた。
　 痛みを訴えている右大腿部後面から直上した腸骨稜の際を触察にて筋緊張を確認し緩消法を約5分施術し筋弛緩を確認した。結果、右大腿部後面から下肢の痛みが10から6(NRS改変)と小さくなった。痛みの改善が認められた為、同部位に緩消法を約5分施術し筋弛緩を確認した。結果、右大腿部後面の痛みが10から5(NRS改変)と小さくなった。痛みの変化が小さかった為、腰部側面より筋弛緩を行う事により、下肢の血行不良が改善すると考え、触察すると、腰部側面の筋緊張を確認し緩消法を約20分施術し筋弛緩を確認した。結果、右大腿部後面の痛みが10から2(NRS改変)と小さくなった。
　 痛みが残存するものの、大きく改善した事に喜んで頂いた。