【患者】30代前半、女性
【主訴】交通事故後から背中から腰に掛けて痛い
【既往歴】特記事項なし
【現病歴】約7ヶ月前に遭った交通事故後から、腰背部に痛みが残存する。
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【現症】腰背部、第11胸椎高位から第4腰椎高位にかけて安静時痛あり。運動時、当該部位屈曲時に痛みが増悪する。
【施術と結果】本症例は、交通事故後から7ヶ月が経過していることと、目視により発赤・腫脹、また触診にて発熱もない事から、負傷による痛みではなく筋緊張からの発痛と考えた。
痛みを訴える位置から、腰部側面の筋緊張が要因と考え、そこを施術開始箇所とする事にした。開始前の腰部側面押圧深は、約1.5cm。まずは、施術者①から施術開始。約5分後、筋弛緩を確認。押圧深は約1.5cmから約2.5cmになり、痛みは10から6(NRS改変)と小さくなった。痛みの減少があった事から、次に施術者②が腰部側面への施術を継続する事とした。更に約5分で筋弛緩を確認。押圧深は約2.5cmから約3.5cmになり、痛みは10から3(NRS改変)と小さくなった。この時点で、別の後遺症箇所が気になるとの訴えから、腰部への施術は終了した。
【その他】本症例は、当院にて、緩消法認定技術者の①渡邉・②筆者の2名で順次施術を行った症例であり、施術者を変更しても緩消法の効果を確認出来た症例であった。