起き上がり動作時に出現する腰痛の改善例

【現症】仰臥位から起き上がり動作にて痛みが出現する為、痛みが落ち着くまで数分座位姿勢にて待機。安静時痛は無し。
【施術と結果】本症例は約１年前、仰臥位から起き上がり動作時に、腰部脊柱起立筋周辺の筋に痛みを訴えており、目視及び触察により腫脹や熱感が確認できないことから、要因は痛みを訴えている部位周辺の筋緊張による血行不良と考えた。
　 触察にて、第３腰椎棘突起から外側へ左右約１０ｃｍ周辺の筋に筋緊張を確認した為、緩消法にて約2分施術し筋弛緩を確認した結果、仰臥位から起き上がり動作時に痛みが出現する腰部脊柱起立筋周辺の筋の痛みが10から6（NRS改変）と小さくなった。さらに腰部脊柱起立筋周辺の筋緊張の要因を腰部側面の筋緊張と考えた。
　 触察にて、腰部側面に筋緊張を確認した。同部位に緩消法を約５分行い、腰部側面の筋弛緩を確認した。その結果、腰部脊柱起立筋周辺の筋の痛みが10から３（NRS改変）と小さくなった。
　 変化が確認できた為、触察により腰部側面の筋緊張部位に緩消法を約２０分行い、筋弛緩を確認した。その結果、腰部脊柱起立筋周辺の痛みが10から０（NRS改変）と消失した。後日、起き上がり動作時の痛みがなくなった。と喜びの連絡を頂いた。