2週間前の転倒後から発生した階段昇降時の左膝関節痛の改善例

【現症】階段昇降時に左膝関節外側に痛みがあり、階段降段時の痛みが優位である。左膝関節を庇うように階段昇降動作を行っている。
【施術と結果】本症例は、2週間前に自宅で転倒してから発生した左膝関節痛であるが、触察・目視にて熱感、腫脹が確認出来ない事から、痛みの要因は痛みを訴えている部位周辺の筋緊張と考えた。
　痛みを訴えている左膝関節外側周辺を触察し筋緊張を確認し、緩消法を約3分施術し筋弛緩を確認した。結果、階段降段時の左膝関節外側周辺の痛みが10から5（NRS改変）と小さくなり、階段昇段時の左膝関節外側周辺の痛みが10から4（NRS改変）と小さくなった。
　改善が見られた為、引き続き同部位周辺に緩消法を約3分施術し筋弛緩を確認した。結果、階段降段時の左膝関節外側周辺の痛みが10から3（NRS改変）と小さくなり、階段昇段時の左膝関節外側周辺の痛みが10から2（NRS改変）と小さくなった。
　まだ痛みは残存しているが、左膝関節を庇う事なく階段昇降動作が行えるようになったと喜びの報告を受けた。ここで別部位の施術を希望され、本症例の施術を終了した。