【患者】40代後半 女性
【主訴】1ヶ月前から指が痺れる
【既往歴】-
【現病歴】約1ヶ月前から誘因なく右第2,3指に痺れが出現し、約2週間経過しても症状に変化がないため、近医整形外科を受診し頸椎の変形から起こる痺れと言われ、リハビリと投薬の加療を受けていた。
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【現症】朝の起床時には右第2,3指に痛みがあったが、来院時に痛みはなく、右第2,3指に痺れのみがあり、右上肢全体に重怠さがあるとの事。筋力、知覚には異常は確認出来なかった。
【施術と結果】本症例は右第2、3指の痺れを訴えており、痺れの要因を右鎖骨中央部周辺の筋緊張による血行不良と考え、触察にて右鎖骨中央部周辺の筋に筋緊張を確認し、同部位に緩消法を約2分行い筋弛緩を確認した。その結果、右第2,3指の痺れが主観で30%減と報告を受けた。
症状に変化があるが腰部の筋緊張が強いため同部位の筋弛緩を続けても早期に症状の再発が起きてしまうと考え、右鎖骨中央部周辺の筋の筋緊張の要因が腰部の筋緊張にあると考え、触察にて腰部右側第2腰椎高位腰部正中から約10cm周辺の筋に筋緊張を確認し、同部位周辺の筋に緩消法を約10分行い筋弛緩を確認した。その結果、右第2,3指の痺れが主観で50%減と報告を受けた。
再び腰部右側第2腰椎高位腰部正中から約10cm周辺の筋を中心に腰部側面の筋全体に緩消法を約15分行い筋弛緩を確認した。その結果、右第2,3指の痺れが主観で70%減と報告を受けた。右上肢全体の重怠さが消失していると報告を受けた。
帰宅の際に腰痛と肩凝りも楽になっていると大変喜ばれて頂いた