3ヶ月前に発生した積荷作業動作に支障をきたす腰痛の改善例

【現症】仕事での積荷作業動作の代替として、当院のベッドの枕側を持ち上げる動作（以下、代替積荷動作）を行った際、腰部左側に痛みあり。胸腰部関節可動域に制限は確認出来なかった。
【施術と結果】本症例は、腰部左側に痛みを訴えており、要因は痛みを訴えている部位の筋緊張と考え触察すると、第4腰椎棘突起から左へ約4cmの部位に筋緊張を確認し、緩消法を約3分行い筋弛緩を確認した。結果、代替積荷動作時の腰部左側の痛みは10から7（NRS改変）と小さくなった。
　痛みに改善があった為、さらに同部位に筋弛緩を確認しながら緩消法を約3分行った結果、代替積荷動作時の腰部左側の痛みは10から6（NRS改変）と小さくなった。腰部左側の筋緊張は弛緩したもののまだ症状が残存している為、痛みを訴えている腰部左側の筋緊張の要因として考えられる、腰部左側面の筋緊張を触察にて確認し、緩消法を約20分行い、筋弛緩を確認した。
　結果、腰部左側面の押圧深は約1cmから約3cmと大きくなり、代替積荷動作時の腰部左側の痛みが10から0（NRS改変）と消失した。別の症状で2回目の来院をされた際、前回の施術以降、痛みなく仕事の積荷作業が出来ていると声を少し大きく興奮気味に喜びの報告を受けた。