幼少時から続くアトピー性皮膚炎の改善例

【現症】特に夜間になると頸部と肘の内側に痒みが生じる。就寝時に無意識で痒い箇所をかいてしまい、肌が荒れた状態になる。頸部や肘の内側には引っ掻き傷がある。
【施術と結果】本症例の患者は幼少時より、頸部と肘の内側にアトピー性皮膚炎を訴えており、緩消法で良くなると言うことを母親から聞き来院。アトピー性皮膚炎の要因として、皮膚に近い表面の筋肉への血行不良が考えられ、主に頸部に要因があると考えた。触察していくと確かに左右にそれぞれ約３cm✖️３cm筋硬結が見られる。首を硬くしている要因としてつながっている腰部も関係があるので、首と腰部の弛緩をメインに進めている。
　施術中に痒みがあるわけではないので、確認はできないが、腰部の筋が真横から４cm軟かくなり、頸部の筋硬結が５mmほど軟かくなった状態で、頸部と肘の内側の痒みが６割減になっているとご報告を受けた。引っ掻き傷も見た目に１／３程度になったように見られる。完全に治したいようで現在も治療中である。